ベルギーの画家ピーテル・ブリューゲルの作品『雪中の狩人』(1565年)の遠景には、すでに氷上でカーリングを楽しむ人々が描かれてます
スコットランドからヨーロッパ各地に広がり、ヨーロッパから北米大陸に移住した人達が、カナダ全国に広げ、現在カナダではカーリング人口約60万人と言われています。
名前の由来は、投げられた石が女性の髪の毛のようにゆっくり「カール」することから付けられたと言われています。
1998年の長野オリンピックから冬季オリンピックの正式種目となりました。
1チーム8個投球し相手チームもいますので2色8個×2=16個のストーンでゲームを行います。
直径約30センチ、重さ約20キロの花崗岩系の石で、特に密度が濃く低温の中でも非常に強度の高いスコットランドのアルサクレッグ島特産のものです。世界中でここだけでしか産出されていませんので全て輸入品になります。
上と下には、カップと言われるへこみがあり、カップの細い幅のエッジ(正しくはリム)が、氷面に接しています。エッジが擦り減ってしまったら、新しいランニングエッジになるように上下に反対にっしたり、仕上げし直さなければなりません。正しい手入れをしていれば、20年以上使えるとされてます。
値段は1個あたり約10万円~、16個セットで130万円~165万円します。
ストーンの取り扱いには、注意を払います。
練習中もゲーム中も、ストーンをハック(両側に設置されている、投げる時に踏みける際のけり台となる台)にぶつけたり、ハックの上を越えて滑らせないようにしましょう。
マイストーンは、必要ありません。新潟県カーリング協会で用意しています。
カーリング専用のシューズは、片方の足の裏側が滑りやすいテフロンや、ステンレスの素材でできていて、もう片方のシューズの裏はゴムでできて滑らないようになっています。
右投げの人は、右足で蹴って左足で滑りながらストーンを投げますので左足が滑るシューズ、左投げの人は、逆に右足が滑るシューズを使用します。
ストーンをスウィーピング(滑っているストーンの前を掃くこと)するときは、滑る方の足にシューズの上からアンチスライダーといって、ゴム製のカバーのようなものを装着して、両足が滑らないようにします。
4人制の場合、1人2投で8個、相手チームも含めで合計16個のストーンでプレーを10回繰り返します。
1回のことを1エンドと呼びます。
先攻、後攻交互にハウスと呼ばれる円に向かって1投ずつ投げ、得点を争います。
投げる順番で「リード」「セカンド」「サード」「スキップ(フォース)」の4名とリザーブを含め5人まで登録できます。
公式試合では、各チームに攻撃するための持ち時間が73分間,5エンド終了時に7分間の休憩があります。また、各チーム1分間のタイムアウトを2回取ることができます。
試合は73分×2チーム + 1分×2回×2チーム=150分(2時間30分)です。
オープン戦では、4~6エンド程度が普通です。
男性と女性の混合ペアで行う2人制のミックスダブルスもあります
②負けチームの一番中心に近いストーンより内側のストーンの数が得点になります。
※後攻が断然有利ですので、得点したチームが次のエンドで先攻になります。
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